果物解説

王道の南国フルーツ、パイナップルの栄養を解説! 果物別解説-パイナップル編

ハイサイ!今回はパイナップルについて、お話ししようと思います。

南国フルーツの代表格ですよね。全国どこのスーパーにも並んでいて、見たこと、食べたことのある人も多いでしょう。今回は大まかにこのようなところについて話していこうと思います。

今回の内容まとめ

・甘酸っぱくてみずみずしい、王道の南国フルーツ
・食物繊維やビタミンCが豊富、便秘予防や美容に効果的
・アンチエイジング、疲労回復、風邪予防の効果まで!

 

パイナップルってどんな果物?【旬や味、食べ方を解説】

パイナップルは、イネ目パイナップル科アナナス属に属する野菜です。英名はpineapple、和名は鳳梨(ほうり)です。

聞いたことがある方もいるかと思いますが、日本の農林水産省が定めた定義では木に生るものが果物、地面に生えているものは野菜と区別します。地面に植わっている状態のパイナップルは

こんな感じなので、分類上は野菜になるんですね。とはいえ、流通上は果物で数えられていますし、日常的な感覚でも果物で問題はありません。

原産はブラジルであり、日本では沖縄・鹿児島が主な産地です。かなりメジャーな熱帯フルーツですね。

今では輸入も含め通年手に入る南国フルーツですが、石垣島で作られているものは4月下旬~7月上旬くらいまでが旬になります。

味は甘みが強く、酸味もあります。強いクセもなく食べやすい南国フルーツですね。食感もみずみずしく、夏の太陽の下で食べるのにとても良い味をしています。

食べ方も様々であり、生の冷やしパインはもちろん、スムージー、アイス、パンケーキのおとも、缶詰、酢豚の具などなど・・とても幅広い用途で用いられています。

どの食べ方でもその甘酸っぱい味や南国の風味を遺憾なく発揮してくれています。

味はもちろんですが、栄養が豊富で健康効果も高いのがパイナップルの魅力の一つです。次項で詳しく解説していきます。

 

パイナップルは栄養満点!

パイナップルの主な栄養素を抜粋して紹介します。

パイナップル栄養素(抜粋)

・熱量(51kcal)
・ビタミンB1(0.08mg)
・ビタミンC(27mg)
・水溶性/不溶性食物繊維(0.1/1.4g)
・カリウム(150mg)
・カルシウム(10mg)
・マグネシウム(14mg)
・鉄分(0.2mg)
・クエン酸
ブロメライン
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より抜粋

といったところですね。これらの効能を簡単にまとめると

ビタミンB1 糖質の代謝、皮膚や粘膜の健康維持、疲労回復
ビタミンC 抗酸化作用、ストレス緩和、肌荒れ予防・改善、感染症予防
水溶性食物繊維 便通改善、コレステロール吸収抑制、糖質の吸収を穏やかにする
不溶性食物繊維 満腹感の維持、腸内環境の改善、腸の蠕動運動を活発にする
カリウム 高血圧予防、むくみ予防、美肌効果、夏バテ予防
カルシウム 骨や歯を作る、気持ちを安定させる、免疫力を高める
マグネシウム カルシウムの補助、不整脈予防、体温・血圧の調整、血糖値の調節
クエン酸 疲労回復、美容効果
鉄分 疲労回復、貧血予防

などの効能があります。特徴的なものについてもう少し詳しく解説します。

 

2-1.疲労回復効果があり、海で泳いだ後の栄養補給に最適!

パイナップルには糖分、ビタミンB1、クエン酸、鉄分など疲労回復に関わる栄養素が豊富に含まれています。

糖分はまず大前提となる体の中で必要な栄養素です。体の各地で熱を生み出し、生きる上で必要なエネルギーとなります。

ビタミンB1は糖質を代謝する手伝いをし、効率よくエネルギーに変換するのに役立ちます。

クエン酸は疲労物質である乳酸を分解し、筋肉へ溜まるのを防止してくれます。

そして鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンの元になり、全身に酸素を運びバイタリティのある体を維持するのに必要な栄養素です。

これらの栄養素がエネルギーや血を体に巡らせ、体力を回復し、スタミナのある体を維持してくれます。

まさに熱い夏の日差しの中、海で疲れた体を回復させるのにぴったりなフルーツと言えますね。

 

2-2.便秘を解消し、腸内環境を整える!

パイナップルには豊富な食物繊維も含まれています。

水溶性/不溶性食物繊維が両方とも含まれており、これらは人間の消化液では分解されず、腸内で善玉菌のエサになります。

そこで水を含んで便を柔らかくしたり、逆に水を吸収して便をまとめ、便秘や下痢の解消に役立ちます。

また、食物繊維にはコレステロールを吸着して排出する働きもあり、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病予防効果も期待できます。

 

2-3.もちろん美肌効果もあり!

パイナップルには豊富なビタミンCも含まれています。

ビタミンCの効果は多岐にわたり、抗酸化作用による美肌・アンチエイジング効果がまず挙げられます。

活性酸素を抑制し、体の老いを防止してくれます。肌のしわ・たるみを予防するだけでなく、体の中の血管や内臓も若々しく保ってくれます。

コラーゲンの合成にも関わっているため、肌のハリを保ち関節や筋肉など、体中の様々な組織を強くしなやかに保ってくれます。

更には、ストレスを感じた際に分泌される副腎皮質ホルモンやドーパミンなどの脳内物質の合成を助け、ストレスを緩和してくれる効果もあります。

極めつけは、白血球や好中球の材料となるだけではなく、自身もウィルスや細菌などの病原体を攻撃し、風邪などの感染症予防効果まであります。

肌を若々しく保ち、ストレスを緩和し、風邪予防にもなるこれだけで一石三鳥のフルーツと言えます。

 

2-4.食欲増進に胃の働きを助ける消化酵素も含んでいる!

そして、聞きなれないブロメラインについてですが、これはパイナップル科の植物に含まれる消化酵素です。お肉と一緒に入れると柔らかくなるというあれですね。

もちろん、胃の中でも効果があり、消化の助けになったり、胃腸の炎症を抑えてくれる効果もあるそうです。

また、食欲を増進する効果もあり、夏バテをしやすい時期にきちんと栄養を取り、体を元気に保つ手助けもしてくれます。

また、カリウムも含んでおり、体の中の水分・塩分を調整してむくみ予防夏バテ予防にも効果があります。

上記の疲労回復効果と合わせ、バテ気味で食欲の低下しがちな夏に食べたいフルーツと言えます。

これらの成分の中でもカリウムやブロメラインは熱に弱いため、パイナップルは生やスムージーなど熱を通さない形で食べるのがおすすめです

 

石垣島パイナップルの特徴

石垣島では主に4種類のパイナップルが流通しています。

ピーチパイン

ほのかにピーチの香りがする

スナック(ボゴール)パイン

手でちぎって食べられるパイン

ゴールデンパイン

実は黄色く、とても甘い

ハワイ種

果汁が多い。世界で一番流通している

 

観光で来られて見たこともあるのではないでしょうか。石垣島内にはあちこちに無人販売所があり、こんな感じで売られています。

農家さんから直接購入でき、場所によっては発送も承ってくれるのでぜひ立ち寄ってみて下さい!

 

【まとめ】南国フルーツの王道、パイナップルは胃にやさしく、夏バテにも良いまさに夏に食べたい果物だった

今回はパイナップルの解説でした。

甘酸っぱくて美味しい、まさに夏を代表する南国フルーツですね。石垣島では春~初夏くらいに旬を迎えるため、パイナップルを楽しみたい方はそのあたりでの来島をおすすめします。

もちろん、koppariでは急速冷凍+真空パックで、いつでもどこでも旬の味を楽しめるパックもご提供しています!石垣島のパイナップルを愛する方は、ぜひご利用ください。

最後に内容を簡単にまとめます。

・石垣島産パイナップルの旬は春~初夏くらい

・甘酸っぱくてみずみずしい、王道の南国フルーツ

・食物繊維やビタミンCが豊富、美容にも健康にも良い

・疲労回復や便秘解消、夏バテ防止に風邪予防まで!

以上です。皆さんもパイナップルを食べて、夏だけでなく一年中元気に過ごしていきましょう!