果物解説

マンゴーの栄養や意外な健康効果とは 果物別解説-マンゴー編

ハイサイ!前回はパイナップルについて解説しました。

今回は、同じく南国フルーツの代表といえるマンゴーについて解説します。

今回の内容まとめ

・初夏が旬の濃厚な甘さを持つ、王道南国フルーツ
・アンチエイジングに疲労回復!豊富なマンゴーの効能
・マンゴーで認知症予防?意外な効果で健康寿命を延ばそう

 

マンゴーってどんな果物?【味、旬、食べ方など】

マンゴーはムクロジ目、ウルシ科、マンゴー属に属する果物です。英名はmango、和名はマンゴーで漢字表記は芒果と書きますね。菴羅(あんら)、という呼び方もあります。パイナップルは分類上野菜、という話をしましたがマンゴーはこのような形で生っています。

名実ともに果物ですね。味は未熟のころは非常に酸味が強いですが、完熟すると甘く、独特の香りがあります。松脂やプロパンガスをイメージする人もいるみたいですね。

特に石垣島産のマンゴーはクセが少なく、濃厚な甘さの食べやすい南国フルーツとなっています。

ウルシ科の植物ということで、マンゴールというかぶれを引き起こす成分を含んでいます。これは食べてから数日後に発症することもあるので、弱い人は注意しましょう。

世界的にはインドやフィリピン、台湾などで多く作られています。国内だと沖縄、宮崎、鹿児島の三県で国内生産の九割以上を作っています。

旬は6,7月が最盛期で、品種によっては5月や8月に取れるものもあります。

生はもちろん、スムージー、ジュース、アイス、お菓子、ケーキ、ドライマンゴーなど、日本全国で見ることのできるフルーツです。

様々な形で食べられており、沖縄旅行時には生で食べたことのある人も多いと思います。とてもおいしい南国フルーツですので自分の体質に合わせて楽しみましょう。

マンゴーの栄養素はこちら!ビタミンAや葉酸他、珍しい効果を持つ栄養も

では、マンゴーの主な栄養素を抜粋して紹介します。

マンゴーの栄養素(抜粋)

・ビタミンA(54μg)
βカロテン(640μg)
ビタミンC(20mg)
葉酸(84μg)
・リン(12mg)
・脂肪(0.38g)
↳飽和脂肪酸(0.092g)
↳不飽和脂肪酸
↳一価不飽和脂肪酸(0.14g)
↳多価不飽和脂肪酸(0.071g)
フィセチン
※100g中の主な栄養素を抜粋

 

それでは効能についてまとめていきましょう。

ビタミンA 視力低下・眼精疲労予防、がん予防、子供の成長
βカロテン 生活習慣病(動脈硬化や心筋梗塞)予防、美肌効果、免疫力向上
ビタミンC 抗酸化作用、ストレス緩和、肌荒れ予防・改善、感染症予防
葉酸 胎児の健全な発育、貧血予防、認知症予防
リン 骨や歯を丈夫にする、生理機能の維持、エネルギーを蓄える
飽和脂肪酸 身体を動かすエネルギーとその貯蔵
一価不飽和脂肪酸 血中のLDLコレステロール低下
多価不飽和脂肪酸 動脈硬化・血栓予防、血圧低下
フィセチン 細胞老化の防止、認知症予防、健康寿命を延ばす

こんなところでしょうか。もう少し詳しく解説します。

 

2-1.ビタミンA、βカロテン、ビタミンCによる高い美容効果!

マンゴーには多くのビタミンA、βカロテン、ビタミンCが含まれています。

これらは抗酸化作用があり、体の老化を防いでくれます。

肌を若々しく保ち、艶やハリを維持する手助けをしてくれます。

ビタミンCはメラニン色素の沈着を防ぐため、シミ・そばかすの予防にもなります。

 

2-2.貧血予防効果も!

マンゴーには豊富な葉酸も含まれています。

葉酸は赤血球の合成に関わり、貧血予防の効果があります。

具体的には立ち眩み、息切れ、疲れやすいといった症状の改善が期待できます。

また、神経発達にも関わるため、妊娠中の方や小さな子供には特におすすめのフルーツとなります。

ただし、上でも言ったように一部アレルギー症状を起こす人もいるため、念のため注意しましょう。

決して危ないフルーツと言うわけではありませんが、妊娠中の方や小さな子供などは用心しすぎるということはありませんからね。

 

2-3.認知症や老化を予防し、健康寿命を延ばす!?

これは初めて知ったときびっくりしました。米国の栄養調査協議会という組織が出している「SUPER FOODS TOP 20 LISTS」というものがあるのですが、その中の認知症予防部門でマンゴーは芽キャベツ、トマトに次ぐ3位の座に輝いています。

マンゴーに含まれるフィセチンという物質が認知症予防に効果的とのこと。他にもいちご、オレンジ、いちじく、ラズベリーといった果物やきゅうり、玉ねぎといった野菜にも含まれています。マンゴーの次にランクインしている果物であるオレンジが14位のため、果物中では断トツですね

生活に対する重要な考え方として、「健康寿命」というのがあります。

通常の生きてから死ぬまでの寿命ではなく、自分で動いて自分のことができる、健康でいられる寿命のことです。

生きている以上年を取るのは仕方のないことですが、フィセチンには細胞の老化を抑制する効果があると報告されています。

人は年を取るにつれて体の中に古い細胞がどんどんたまっていき、肌、内臓の劣化や認知症の原因の一端でもあります。(脳内に沈着するアミロイドβが認知症の原因と言われています)

フィセチンは老化した細胞を除去してくれるため、若々しい体を保つだけではなく認知症予防の効果もあるというわけですね。

前述した抗酸化作用を持つ成分と合わせ、アンチエイジング効果はとても高いと言えます。

認知症予防に有効なフィセチンや血圧を下げる多価不飽和脂肪酸、赤ちゃんに重要な葉酸などは熱に弱いため、生食やスムージーなどが最適な取り方と言えそうです。

 

石垣島産のマンゴーたち

国内のマンゴー生産量は沖縄県が一位です。その中でも石垣島産のマンゴーというと

アーウィン(アップルマンゴー)

最もメジャーなマンゴー。甘みも酸味も〇

キーツ

大きい。幻のマンゴーとも。緑でも甘い

金蜜マンゴー

金色のマンゴー。酸味が少なく甘みが強い

センセーション

台湾の品種の一つ。バランスがよい味

 

このあたりが見られます。やはりアーウィンが一番流通しており、人気もありますが他にもおいしいマンゴーはたくさんあるので市場や無人販売所を覗いてみるのも楽しいですよ!

 

【まとめ】王道で人気のある南国フルーツ、マンゴーは美容効果に貧血予防、認知症予防効果まである果物だった

今回はマンゴーについて解説しました。

とても人気のある南国フルーツで、石垣島だけでなく日本全国で見ることができます。

最後に内容を簡単にまとめます。

・旬は初夏、濃厚な甘さで人気の高い南国フルーツ

・抗酸化作用をもつ成分が多く、アンチエイジングや疲労回復効果あり

・認知症予防にもなり、健康寿命を延ばすのに一役買っている

以上です。皆さんもぜひ石垣島産のマンゴーを食べて、日々健康に過ごしていきましょう。koppariでは、急速冷凍技術を用いて旬のマンゴーの美味しさをいつでもどこでも味わえる商品をご用意しています!